大日 方隆 教授
東京大学 経済学研究科
マネジメント専攻 経営学コース
現在の研究分野: 財務会計
研究課題: (A)利益計算の構造を「配分(支出額の費用配分と結合原価の分割)」の観点からあきらかにし (B)会計上の配分操作を経て計算される利益情報が、経験的にどのような意味をもっているのかを分析することである。 とくに、この10年は、上記の(B)の問題に精力的、集中的に取り組み、実証研究を通じて「利益情報の価値関連性」を分析している。 利益情報の価値関連性は、今日、世界の会計学界でも主要な研究テーマとして、1つの領域を形成するまでに至っており、実証課題のなかでも、根本的な問題に位置づけられている。 日本企業の利益情報も海外のケースと同程度に価値関連的であり、日本はけっして会計後進国ではない。